私は富士山の麓、河口湖町大池公園へ向かった。
富士山の周りでは2日前から世界規模の
トレイルレースが開催されていた。
その大会UTMF(ウルトラトレイル・マウントフジ)は距離156km、
累積標高8500m、地元2県10市町村の 協力により開催される
日本初の100マイルトレイルレース。
世界最高峰UTMB(ウルトラトレイル・ デュ・モンブラン)
とウルトラトレイルの精神を共有する世界初の姉妹大会である。
近年トレイルランナー鏑木毅さんの背中を追い、
最高峰を目指す日本人選手が激増しているという。
そして「UTMBのような素晴らしい大会を日本で開催したい」
という強い想いを共有する仲間が中心となり2年以上、
苦難を乗り越え、尽力し、丁寧に準備を続けてきた。
私の友人Nはこの大会の運営に深く関わり責任ある立場だ。
彼自身が抱える大会は他にもたくさんあり、時期によっては
同時にいくつも動かさねばならないので、ほとんど休みなく
全国を飛び回りつつこなしてきた。
私は彼らの苦労の1/100も知らないかもしれないが
想いを一つにし心を尽くしてきたという事実は知っている。
だから記念すべき第1回大会を絶対に見に行きたくて。
ランニングサークルの仲間、他の知人・友人も
たくさん選手やスタッフとして参加する。
知った顔に地方の大会で逢えるのはウレシイものだ。
残念ながら最終日しか予定が空いていなかったので
ゴールシーンと表彰を楽しませてもらうことに。
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しかし会場に着く一番速いパスでも9時半くらいの到着で、
残念ながらSTY(82km)の方に出た仲間は全員既に
ゴールしていた。
一番初めに逢えたのはお山友達のTちゃん。
Adventure Divasのメンバーで構成されるスタッフ
として得意の英語を活かし外国人選手のケア担当。
ほとんど寝ていないと言いつつもこのステキな笑顔!
サークル仲間のTとCとも無事に逢えた。
「2人とも頑張ったねー!!速すぎるよ〜」とハグし
「ゴール全然間に合わなくて本当にゴメン!」と謝る。
なんだか2人とも元気過ぎで少し拍子抜けだが
湖を見ながらレースの様子を聞かせてもらう。
「今回はポールを使ったので上りがかなり助かった」とT。
「途中で水がなくなりかけた時は折れた。やめようかとも」とC。
どこか余裕を残している2人は来年はUTMFの方に
チャレンジするとか、しないとか(笑)。
UTMFにただ一人出走したKは途中の山で膝を痛め
今現在かなりゆっくり歩いていることが分かった。
「制限時間ギリギリかもしれないですね」とT。
私がいる間に戻ってきてくれるといいのだが。。。
2人が道が混まないうちに帰ると言うので
送りがてらNを探しに行く。
運営本部の責任者として忙殺されるN。
DIVASのKちゃんとNは今大会の「同志」。
共に支え合い闘ってきた。
「山」の世界は狭い。
アチコチ繋がっているご縁が多いことを実感。
「Nがいなかったらこの大会絶対なりたたない」とKちゃん。
でもボランティアスタッフとは密着度と重責度が格差ある
実行委員は少ないため、全員が何役も掛け持ちしている
というから、誰が欠けても回らないはずだ。
元気いっぱいジャーーーンプ!!
いつも楽しいお山イベントを提供してくれる
Adventure Divas代表ポーリンも母国語の
英語でサポート。
ディバズチームも六花チームも同じUTMFスタッフ。
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私はしばらくフィニッシュゲートのそばで
ゴールシーンを撮ることにする。
18日の15:00にスタートしたUTMF(156km)の
制限時間は20日15:00。
19日の10:00にスタートしたSTY(82km)の
制限時間は12:00。
大丈夫!まだ時間はある!
全員このゲートを目指して走る。
仲間と手をつないで一緒にゴール!
「走る人」「頑張る人」ってだけで仲間。
笑顔のハイタッチで出迎える。
何度も心が折れた。
ゴールできた安堵で涙が出る。
「よしよし、良く頑張ったな」
実行委員長の鏑木さんが一人ひとり出迎えてくれる。
笑顔で握手。
トレイルレースではお馴染みの「ぴれきち」くん。
大きな体だが山を走って上ることができる。
と、主要メンバーとして苦楽を共にしてきた福田六花さん
(シンガーソング・アスリート・ドクター)がどこからか
戻ってきたのか、鏑木さんに何事か囁くと・・・
熱い抱擁。
2人とも泣き笑いしているようだった。
会話は聞こえないけれど私ももらい泣き。
喜びを分かち合っているのだろう。
ステキなシーンが心に響いた。
お山イベントでよく逢うAさんがゴールした。
「完走できちゃいましたー」とサラリ。
とても156kmも走ってきたとは思えないくらいキレイで。
初めての距離を制覇できて感動したのか涙を
浮かべる彼女にまたももらい泣きする私。
共通の知人であるDMJのIさんにも久しぶりに逢えた。
「入賞しました」とニッコリ。
優しい顔だがスゴイ闘志を持っている人。
チームの証、チームの誇りである
旗を手に持ってゴール!
仲間の声援がすごかった。
「ほら、富士山があんなにキレイに見えてますよ」
ベイビーを抱いて。
トレイルレースではよく見るシーンだが
夫婦や家族でのゴールはとても憧れる。
チームぴれきちの皆さん。
Mさんはトレイル界では著名なベテランランナー。
このゲートの背景に富士山がもっとキレイに
見えたらいいのに。
六花さんのハグ。
鏑木さんの笑顔。
2人が万歳で出迎えてくれる。
肩を抱き、語りかける。
意外と長く話しててウラヤマシイ。
UTMFの完走者にはTHE NORTH FACEの
ベストがその場でプレゼントされる。
こんなお出迎え、メチャクチャウレシイ!
仲間と一緒にゴール!は喜びがひときわ大きいはず。
順位の速報が貼りだされている。
知ってる名前をたくさん見つけてうれしかった。
鏑木さんのサイン。
「楽しむ勇気を」
<つづく>





